完全に日が落ちて、 辺りは真っ暗になってしまった。 「ごめんなさい…………」 「無事でよかった」 抱きしめる腕を離すと、 今度は夏生から抱きしめてきた。 「祐紀哉っ、ごめんね……」 「ん…」 とりあえず、無事だったし。