恋人選び ~本当の愛し方~

やっと唇を離したと思ったら

それは、息継ぎのためのもの

何度キスされたものか


「ちょ、ちょっと!」

ハァ、ハァ

と、呼吸を整えながら

聞いた

「あんた、何してくれてんの?」

「ん?好きになったから、おさえらんなくなって、嫌だった?」

そーいう問題なの?

でも、嫌・・・では、無かったのは確か・・・だ

ま、まさか、りんは変態というその、あれか?

そうなのか?

そ・れ・よ・り、

「あんた・・・誰?」

「あー、わりー。おれ、桐ケ谷 璃久斗(きりがや りくと)
お前に惚れた。だから、俺のもんになれ」

そんな、直球でくるか、

「お前は?名前教えて・・・」

妙に色っぽくいってくる

「夏樹・・・凜子」

「凜子か、お前にぴったりの名前だな」

そういった顔は段々近づいてくる

「あ、・・・桐ケ谷・・・君、」

触れる・・・

触れてしまう


ガラガラ

「りんー?具合どう?」

そう言いながら入ってきたのは

そう

あやだった

りんたちの唇は

あと3ミリでくっつくところまできていた