「俺は、お前の全てが知りたい!これからも一緒にいてくれるよな?」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ/////// もちろんだよ!結城(ゆうき)!私の全てを知ってぇぇぇぇぇぇ/////」
学校じゅうに鳴り響く私の声。
周りが一気にざわつく。
その声の主は私。高校一年生、遊川 崙(ゆかわろん)。結城っていうのは、私の彼氏!まぁ、彼氏っていっても乙女ゲームの中の話だけど....
で、たった今、結城との恋はハッピーエンドで終わった。
「ゆうきぃ... さみしいよぉ... ((グスン 」
こうやって、一つの恋、またの名を乙女ゲームが一つ終わるごとにわぁわぁ泣いている。
「また泣いてる... その癖なおんないの?
高校生にもなってわぁわぁわぁわぁ泣いて。後輩きたらバカにされるよ!」