あれ……?
真子が泣いてる…
俺は思わず話しかけてしまった
[どうした?]
[隣?]
涙目だった
俺は元気にさせたいと思いふと綺麗な花火をみれる崖を思い出した
[ついてこい]
俺は真子を連れて崖にきた
[ここに座れ]
そう言うとあたりの景色をみて
[すごい]
つぶやいた
[まぁ座れよ]
[うん…]
真子はゆっくり腰かけた
[優斗は……あんなにキツいけどお前のためを思ってるんだ…]
優斗はあまり好きじゃないが何となくかばってしまった
[なにそれ]
真子が少しおこったひょうじょうだった
優斗が真子のこと好きってことは俺は知ってる
けど優斗は臆病で気持ちを伝えれないのも知ってるし真子が鈍感なのも知ってる
俺は思わず
[だから……気づけよ…]
あきれてしまった
真子は俺の気持ちを知ったのか
[気づけよって言われても……]
と焦った表情をしていた


