「んあっハァハァ…あっ」
汚いオジサンの荒い息遣いが、首にまとわりつく。気持ち悪い。

私もオジサンも汗だくでベッドにいた。
オレンジ色の温かい照明に照らされ、
淫らな顔をし、淫らな声を出し、
淫らな行為をする。

バカみたいに腰振りをするオジサンを横目に、
私は上の空だった。

今回はどーやって使おうか。
服買うのもいいな、とか。

「あは……れんちゃん可愛い…」
でもその考えもすぐ失せた。
身体を合わせ、私の唇めがけて近寄ってくる。
ヤダ。汚い。