「…十六夜さん」

マリアは静かに目を閉じる。

「私を倒した貴女に…『吠条・C・マリア』の名…託してよろしいですか?」

「……」

十六夜もまた、受け止めるように目を閉じた。

「わかった…お前の名、預かろう」