「ひゃっはっはっはっはっ!」

ドーム内控え室に不動の笑い声が響き渡る。

ドッカと革張りのソファに腰を据える不動。

そのソファから離れた位置の壁に凭れ掛かり、赤面して俯いているのは明日葉。

「ザマァねぇな明日葉!まんまと負けちまったなぁ?あぁ?どうだったよ、甘い一夜は?」

「……」

何も言える筈もなく、ただただ口を噤んで俯いているしかない明日葉。

「レクスっていったっけか?お前を負かした相手。宇宙人らしいじゃねぇか。ハジメテの相手が宇宙人なんて、なかなか出来る経験じゃねぇよな。どうだったんだよ?地球の男どもと比べて宇宙人はイイのか?あ、わからねぇか、処女だったんだもんな!ひゃははははははっ!」