つまりだ。 単純に、好かれてた?? 「おぉーい。市川。なに、普通の話に衝撃受けてるんだよ?」 呆れたように、 グラスを拭きだした親友を横目に、 「・・・まさかだろ? お嬢様の 気まぐれ だろ?」 「ふぅん。 気まぐれだけで、10年も好意をよせるのか? ずいぶん、ながーーい『気まぐれ』だな?」 呆れたように ニヤリと笑いながら、 正樹は二杯目のコーヒーを静かにおいた。 「まぁ、コーヒーでもいかが?」 湯気が ふわりと立ち上がる。