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会場に戻り、
昴に一言伝えてから、
クルリとあたりを見回すと、
「・・あ。いた。」
壁際にひときわ
華やいでいるレイナを見つけた。
数名の男性に声をかけられているが
あぁ、あそこの専務の息子と・・・
なんて少し離れて
見物していると、
気が付いたレイナと目があって
少し睨まれながら
目配せされる。
あぁ。
助けろって??
別に、いいじゃないか。
男どもも、君の魅力に引っかかって
声をかけてるんだろう??
しびれを切らしたのか、
「武さんっ!」
レイナの方から
近寄ってきた。
男どもはしぶしぶと去っていく。
「・・・お待たせいたしました。
楽しまれていましたね??」
「どこが?!!」
むぅっと不機嫌そうに
彼を睨む。

