御曹司の秘書さんのため息◆


レイナは少し、
気まずそうに
「ありがとう。」
といって顔を赤らめた。



「・・・別に、かまいませんよ?
 余計な厄介払いが今日の私の仕事でしょう?

 レイナ様。」


「もぉっ。
 せっかく、レイナって呼び捨てにしてくれていたのに。

 敬語もやめてよね。
 気分が台無しだわ。」


「・・・・」


そんなこと言われても。



不意に、奥の方で 
昴とパートナーの志保が目に入る。

相変わらずにこやかに対応しているが・・・



「レイナ様。
 少し、失礼します。」


彼は、それだけ言うと、足早に上司の元へと駆け寄った。