御曹司の秘書さんのため息◆


そして、しれっと
中年社長を一瞥し
なかなか見れないであろう、
やわらかな笑顔で
微笑んだ。

「あぁ、八寒の社長様であられましたか。
 お久しぶりですね。

 レイナと、ずいぶん親しくなさっているようで・・・」

「貴様・・・

 !!
 あぁ、花京院のとこの秘書・・・だったよな?」

油の乗った体をゆすりながら
しかめっ面をこちらに向けて、
指をさす。

・・・失礼な奴め。


「えぇ。
 
 まだ、皆さんと挨拶が済んでいませんので
 失礼しますね。

 ほら、レイナ。」

「へぇっ!?えぇ、失礼します。」


何やら言いたげだったが
無視して
二人で寄り添って
その場を離れる。