そして、しれっと
中年社長を一瞥し
なかなか見れないであろう、
やわらかな笑顔で
微笑んだ。
「あぁ、八寒の社長様であられましたか。
お久しぶりですね。
レイナと、ずいぶん親しくなさっているようで・・・」
「貴様・・・
!!
あぁ、花京院のとこの秘書・・・だったよな?」
油の乗った体をゆすりながら
しかめっ面をこちらに向けて、
指をさす。
・・・失礼な奴め。
「えぇ。
まだ、皆さんと挨拶が済んでいませんので
失礼しますね。
ほら、レイナ。」
「へぇっ!?えぇ、失礼します。」
何やら言いたげだったが
無視して
二人で寄り添って
その場を離れる。

