御曹司の秘書さんのため息◆


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「はぁ。」

思わず、深いため息が漏れる。

いわゆる、『夜景のきれいなレストラン』景色が見渡されるような、
いい席に案内される。

あーぁ、
こんなとこは、恋人と来るべきだな。上司の兄と来ても夜景がもったいない。
っていうか、何の用なんだ。

再度、秘書室からの連絡で
詳しい時間と、場所。そして、市川だけで。

という指示をいただいた。


・・・
恭しく ウェイターに案内されたテーブルにはまだ相手は来ていない。
シンプルに白を基調とされたテーブルセッティング。

はぁ。心の中でため息をついてから
椅子に腰かける。

約束の時間まではまだ、少しある。

鞄の中から、端末を取り出しすけど、電波が弱いので
仕事の残りをすることを断念して
また、鞄にしまいこんだら 向こうのほうから始さんが案内されているのが目に留まった。


・・・あぁ、
また、コメントのしづらいコーディネート。


顔が整ってるから・・というより始さんだから似合うんだろうな。


なんて、考えながら椅子から立ち上がり
丁寧にお辞儀をする。


「--市川、武。
 すわれよ?」

ちょっと、苦笑しながら始さんは俺の向かい側に座った。

不思議な感じだ。