聞き覚えのある、声が響く。
今日は、落ち着いているな。
なんて、ちょっと苦笑。
「先日は、業務の代行ありがとうございます。」
『いえ、サポートも仕事のうちですので・・・
というか、しっかりサポートもできず醜態をさらしてしまいましたが。
すいません・・・。精進します。』
ちょっと、しゅーんと、沈んだ。
『あ。急なんですが、会食のお誘いが…時間の都合見ていただけませんか?』
「・・・え?」
今日の、昴様。時間的に余裕は・・・
手元のスケジュール帳をパラパラめくりながら、
上司の顔をうかがう。
真剣に、作業に取り組んでいるようだが・・・
「・・・要件と、時間によりますが、」
『相変わらず、スケジュールつめてんだな。
市川、武。』
「・・・は、始さん?!」
奥で、昴が書類から頭をあげて、武をみた。
『---ふ。驚いただろう?
夜の8時に。待ってるからちゃんと、来いよ。』
がちゃり。
一方的に 通話を切られた。

