御曹司の秘書さんのため息◆


じゃぁ、これは、
昴の自宅に送っとく。
なんていいながら 始さんは、にやりと笑う。

昴様は、
こんなデカいのいらない。とか言ってるけど、

ちゃんと、飾るんだろうな。

あぁ、リビング入ったところとかいいんじゃないか?

何にもないし。

あ、でも恋人である志保さんが困るかな・・・。

そんなことを考えながら、
たまっていたメールや書類に目を通しながら、
スケジュールに目を通す。

「ーーーー・・・だよな?市川、武?」

「へ?」

ふいに、始さんが俺に話を振ってきて、
気の抜けた返事を返してしまう。

「だから、
 本当に、良いんだよなって!」

「・・・あの、恐れ入ります。
 何がでしょうか?」

まったく、話を聞いていませんでした。
なんていえるはずもなく、
下手にでて聞いてみた。