一瞬、心の声を思わず言ってしまったかと思って焦る。
なんだよ。
俺、一応 無表情が得意なんだぜ?
「ーー安心しろ。」
急に、ずいっと 始さんが近づく。
なんなんだ、
急に距離を詰められると、ビビる。
「市川、武。
お前はお前が思っているほど、無表情でも、無愛想でもない。
逆に、人情味あふれる色男だと思っているぞ。」
「・・・はい??」
肩をポンとたたかれて、慰められるように励まされた・・?
「兄さん。いい加減、俺の、武で遊ぶのやめろよ。
早く帰れよ。香澄さんもまってるんだろ? 」
昴様が、やれやれというように、
ちなみに、香澄さんというのは、奥様のことだ。
あれ、体が弱いからあまり
個展開催の時は ご一緒されないのに、今回は珍しく一緒らしい。
「--じゃぁ 昴。飾れるように小さなやつをかくよ。」
「えー、始兄さん。いらな・・・」
「・・・昴様。飾れるようなサイズでしたら、
喜んでこちらに飾っていはいかがでしょう?」
ちょうど、扉の横。観葉植物がおいてい有るが壁は空いている。

