御曹司の秘書さんのため息◆


「おはよう。昴。
 この作品を ここに飾ろうかと。」

「何言ってんだよ。始兄さん。
 ここは、この書類棚どかせないから・・・

 あっ。天井からか!?」

「そうそう。こんな風に、」

「斜めにか・・・」



「って、おいおい!ダメです!!」

二人で納得しそうになってる所にわりこんで入っていく。


「まず、おはようございます、昴様。
 そして、もう 仕事のお時間ですのでお引き取りを!始さん!」


これ以上、こんなことで時間取られたくない。

まったく。


何が、斜めか・・・だよ。
この部屋に無理やり なぜ飾る。


きっと、この絵をほしいというやつは何人かいるだろう?


「ーーーいるけどさ。
 この絵をほしいっていうやつ。でも僕は昴にあげたいんだよ。」

ちょっと、いじけたように始がつぶやく。


「・・・え?」

「はは。--顔に、すぐ出るんだよな。
 市川、武。」