気まぐれ彼等とふわふわ猫

雷都「・・・夢宇ちゃん」

『・・・私はっ、ただみんなに笑っててほしいだけなのにっ』

俯いて下唇をかみしめる。

強くかみすぎたのか口の中に鉄の味が広がる。



彼方「それは違うんじゃねぇか・・・?」


『え・・・』

彼方「それは夢宇が勝手に決めてることだろ?俺たちがお前といて嫌だ、なんて言ったか?」

『・・・』

彼方「俺たちは、お前がいないと、幸せになれねぇ・・・笑ってられねぇよ・・・。お前はもう俺たちの仲間なんだよ。仲間は、一人もかけたら駄目なんだよ」

『仲間・・・私が・・・?』

彼方「あぁ、そうだ。仲間だ」