次の日
「ねぇ愛恋。いい加減諦めなさいよ。」
『…』
「ほら、広輝くんよ。喋りかけてみなさいよ。」
『え、あ、おはよー!』
「ふぁ~…ん、おはよ」
あくびしながら広輝くんはニコッと笑った。舞華に肘でつつかれて私もニコッとしてみる。
に、ニコッ
すると広輝くんは教室に入っていった。
ど、どっきゅーん!!
『あ、あの笑顔はヤバい………』
「今日3組と体育合同授業よ。」
『ま、マジですか!舞華さん、貴重な情報ありがとうございます!』
「なに舞華さんて。キモ。」
『はは…』
「頑張りなさいよね。…あ、魔法じゃないわよ。あんたの力で、落とすのよ。」