『えぇぇぇ~』

「だって何回タイミング逃してんのよ。え?15回?」

『うっ』

「もういいんじゃない?」

『…』

「自分の力でやってみたら?魔法に頼ってないで。」

「頑張ってみなさいよ。」

まいか…

「自分で頑張ってその恋が実ったとき、めちゃくちゃ嬉しいものよ。」

「多分、それなんじゃない?愛恋が今まで100%納得出来なかった理由。簡単すぎて、なんだか物足りなかったんじゃない?」



舞華に言われて目が覚めた。

そのことにも少し気づいてたかもしれないけど、

気づいてないふりしてたんだ。