いきなりですが放課後です
私は家が遠いため部活には入っていません
よって帰宅中です

『えーっと今から夕飯の買い出しに行って帰って夕飯作ってお風呂沸かして・・・』

ハ…ハードすぎる
いつものことだが中学生には荷が重いぞこれ
そんなことを思っているうちに見慣れた商店街が見えてきた

『今日は何にしようかな~』
「あ!ゆーちゃんじゃない!!」
そう私に声をかけてくれたのはお肉屋のおばちゃんだった
『どーも』
あ!今日の夕飯は肉系にしよう
『おばちゃん牛肉100g』
「はいよっ」
『さて何にしようかなー』
夕飯のメニュー考えないと
「ゆーちゃんも大変だね全部自分でやるんでしょ」
『はいちょっとずつ慣れてきてはいると思うんですけど』
「がんばってね!はいどうぞ」
『ありがとうございます』
お金を渡して家へと急ぐ

いざ家(アパートの扉の前)まできたはいいけど扉の前には
黒い服を着た背の高い人がいて完全に隠れてます

なんなのあの人
人の家の前にいつまでいるつもり?

―――ガタッ

へ?あれ近くにあったものが倒れてる…
ってあの人こっち見てるし
よしここはにげるのみ!!

『じゃ…じゃあ』
そういって階段を全速力で降りる
「ま…待ってください!!」

バカか私は!!
いちいち声かけるか普通!!
あの人はめっちゃ追いかけてくるし!!

―――ズルッ

『うわぁ!』

やばっおちる!!
目をつぶっていても痛みは一向に来ない
変だと思って目を開ける

「まったく危ないじゃないですか」
『え?・・・あれ?』

ちょっと整理しますね
まず階段駆け下りて
滑って
堕ちそうだったところを
助けてくれて今この見知らぬ他人の腕の中
ってことでいいのかな?
あれ?腕のなかって!!

『うわぁあ!!』
「ちょっとあばれないでください!!」
『あ・・・すいません』
「東雲由利亜さんに間違いないですね」
『はい確かに由利亜は私ですけど何か御用でしたか?あとそろそろはなしてください帰りたいです』
「それはできません」
なんでだよ!!
って聞くのはまずいんで
『なんでですか?』
「それはあとでお話ししますので」
『今話してください知らない人にホイホイついていくとでも思っているんですか?』
不審者かもしれない人についていけるかっての
「めんどくせぇなこいつ(ボソッ」
今こいつなんて言った
めんどくせぇとか言った気がしたんですけど
「そうですねじゃあ簡単に言わせてもらいますとこれから7日間あなたにはお嬢様になってもらいます」
『そうですかじゃあ帰ります』
あほらし今の誘拐犯は中学生を馬鹿にしてるのか
そんな手に引っかかる人そうそういませんよ
「はぁやっぱりめんどくさくなった無理やりにでも連れていきます」
『なんなんですk・・・って』
ちょ!!!なんで私担ぎ上げられてんの可笑しくない!!
『放してください!!』
「それは無理ですねさっき説明しましたようにあなたには
『いい加減にしてください叫びますよ!!」
「じゃぁ口をふさぐだけです」
『ん゛~!!』
なんでいきなりこんなことに!!
おかしいでしょ!!

「まぁ車に乗ってからちゃんと説明しますよ」
『ん゛-!!!!!!!!!!!!!』

はーなーせー!!!!!!!!!!!!!!!