皆の中心で笑う彼はあたしの憧れだった。





人見知りであんまり、周りと馴染めないあたしと、いつも周りの皆の中心にいる彼。




こんなにも違うあたしと彼は、同じクラスと言う事しか無かった。




そして、そんな彼を遠くから見つめるあたしは、君に恋をしていました。





そんなあたしに彼は気付いていなかったでしょう?



あたしがあの娘よりもっと前から好きだったって事も。



だけど、好きだったことに後悔はしてないよ。




それはそんなあたし、逢瀬叶和(オウセトワ)の物語。