好きなんて言えないよ。

良かった。



どうにか、その場を逃れる事が出来たみたい(笑)(笑)。




その時、




「おっはよー♪」




元気よく紺野君が入ってきた。




彼は片手にスクールバッグを持ち、眠そうな顔で教室へ入ってきた。





「おはよー。紺野ー。あんたすごく眠そうだよー」





そう言って紺野君に笑う同じクラスのイケイケ系女子が言った。