すると紺野君は紙切れをパッと私の机の上に置いた。


"放課後、今日は部活ないから一緒に帰りたい
聞いて欲しいことがある"


そう書かれていた。


聞いて、欲しいこと?なんだろう。


私は紺野君に聞こえる小さな声で


「いいよ」


そう答えた。


今彼はどんな顔をしているのだろう?


話ってなんだろう?


もしかして…告白?


いやいやそんなはずはない。


今日一日放課後になるまでずっとそんな事が頭を離れなかった。



そして放課後。