私は試合が終わった後真っ先に紺野君のところへ向かった。


「あの、紺野君?いつでもいいから時間空いてる??」


ドキドキ



私の心臓が張り裂けそうなほどなっている。



紺野君はキョトンとしながら


「…??えっと…シルバーウィーク中なら1日くらい時間取れると思うよ!」


そっか部活で忙しいもんね。


(シルバーウィークとは9月のたまたま祝日が連なった日のことです)


「ならシルバーウィークの空いてる日に遊ぼう」


あ、でも紺野君には桜ちゃんがいるし、二人で遊ぶのは難しいか…。


「えっと、いつもの四人で!」


私がそう付け足すと


「分かった。また部活ない日連絡するな!」


紺野くんは何の迷いもなくそう答えた。