「大丈夫〜!」


私はグランドへと勝手に足が動いた。


なぜか今紺野君に会いたくて会いたくて。


紺野君に彼女が居てもいい。


それでも、それでも私は紺野君の事が好きなんだよね。


「がんばれ、翔太くーん!!」


グランドへと着くとそんな黄色い声が飛び交って居た。


クラスの人イケイケ系の女の子たちが紺野君を見ながら目がハートだ。


近くに桜ちゃんが居たから私は桜ちゃんの近くへと行った。


「桜ちゃん、今どんな感じ?」


私が話しかけると桜ちゃんは目を丸くしながら私を見た。


「あれ…!?体調は大丈夫?まだ始まったばかりだから0-0だよ」