好きなんて言えないよ。

そう、そして紺野君の後ろの席。




う、嘘…。



あたしは紙に書いてある数字と黒板の数字と照らし合わせる。




ほ、本当なんだ。




あたしはドキドキを押さえながら彼の後ろの席へと足を運ばせた。




どんどん距離が近くなる。




紺野君を見ると、隣の席の友達と喋っていた。




そこが何だか通りにくくて焦っていると、彼があたしを見た。




ドキッ。





初めて目があった気がする。