「あ、そーなんだっ!」



良かったよぉ〜って後ろの子に言いながらその女の子は言った。



わたしが戻ろうと反対を向いた時



「ちなみに、好きな人とかは知らない…よね?」



不安そうにその子が言った。



「あ、、、ごめん。そういう話私達はしないからよく分からないっ。ごめんねっ」



もうここに居たくない。
紺野君のことが好きな人は正直言って見たくない。


自分が虚しくなる。



わたしは一人でみんなの所へと足を運ぶ。



皆んなの姿が見えた時紺野君がふとこっちを向いた。



「おーい!早く来いよー!」



紺野君がそう言って私に元気よく手を振っている。



「今行くーっ!」



私も笑顔でそれに答える。


この幸せがずっと続いてほしいと願いながら。