好きなんて言えないよ。

「あいつら同じ行動してるな(笑)俺からすると翔太が二人に見えてくる」



目をこすりながらそう言うと間々原君に思わず笑ってしまった。



「じゃ、私も行こうか?(笑)」



「待って、逢瀬さん本当に行きそうでなんか怖い(笑)」



そう言ってくくくって笑う間々原君。



あれ?今まで話せなかった勝手に私がつけたイメージが一気に崩れた。



あ、こんな人なんだ。



人を見た目とかで判断しちゃいけないだなっと後悔する。



本当そのくらい私の中での間々原君のイメージが変わった。



もっと怖い人かと思った。(←ただそう思っていただけ)



「おーい!二人とも早くしろよー!」



バスケットコートが空いていたらしく既にコートに入ろうとしている紺野君が私たちを呼んでいた。