好きなんて言えないよ。

ベンチには紺野君、私、間々原君の順番で座っていた。



な、なんかこの順番緊張するなー…。




それより紺野君はさっき間々原君が来る前あたしになにを言いかけたんだろうか?



さっき少し顔が赤かったのはあたしの気のせいなのかな?



チラッと紺野君の顔を見た。




今はさっきより顔が赤くなくいつもの表情の紺野君に戻っていた。



偶然だったの…かな?



まぁ、なんでもなかったのだろう。




「それにしてもあいつ遅くね?(笑)
誰かLINEしてやれば?(笑)」



間々原君がそう言うと



「逢瀬ー、LINEしてみてー」



打つのがめんどくさいのかなんだか知らないけど梨恋ちゃんにLINEしてと私に言う紺野君。



「あ、うん、分かったー」