紺野君は戸惑って教卓の前でオロオロしている。




そして、何かを決心したのかオロオロするのをやめて教卓に両手を置いて、





「じゃー、はじめまーす。きりーつ」





そう言った。




「お前が先生とかまじウケるわー」




「ホントだよなー」




そう言って笑う。





「ほらぁー、うるせぇーぞ!ササっと立て!」





そう言って笑う紺野君。





ドキッ。




そんな彼の笑顔を見て、あたしは同じクラスで良かったと思える。