「だから何の話?説明して、逢瀬さん」




ふぇ、あ、あ、あたしですか!?




こいつらだめだって顔であたしを見ている間々原君にあたふたしてしまうあたし。




「あ。えっと、今度私と紺野君と梨恋ちゃんであそぼって話になって…。ま、間々原君もどうですかって話で、です!」




噛みまくっちゃっては、恥ずかし〜。



私は下を向きながら言った。




「そ、そーいうこと!だから真斗も来いよなー、はい、決定!」




紺野君が公民のノートを手に持ち手を叩いた。




「俺土曜日部活だから日曜日でよろしくねー」



間々原君がだるそうに答えた。




え、ってことは来るの?




間々原君も来るの?



梨恋ちゃんは絶対紺野君にずーとくっついているだろし…


そ、そうなるとあたしは間々原君と一緒にいなきゃいけなくなる訳であって…



だ、大丈夫か、かなぁ?



なんて事をよそに梨恋ちゃんと紺野君で何をするかって話をしてる。



「お前早く公民のノート届けて来いってユリちゃんに」



間々原君にそう言われる紺野君ははっとして


「忘れてた〜、じゃ、この話はまたLINEとかで話すかー!」



そう言って紺野君は教室を出て行ってしまった。