「……何ですか。」


私がそう言うと、




「お前、忘れ物してたぞ。」


古賀真広はそう言うと、私の筆箱を差し出した。



「筆箱忘れるなんてお前、バカだな。」と笑いながらいってくるそいつにかなりムカついた。



だけと、これ以上話すのも面倒だから「すみません。持ってきてくれてありがとうございました。」と言ってその場を離れようとしたら、



「方向同じだし、一緒に帰ろうぜ。」と言われた。



…………………




固まってしまった。