「そっか、若いのに大変だな。勝手に上がり込んで悪かったよ」 「いいよ、気にしなくても。それよりお兄ちゃんの名前は?」 「クロウ、だ」 「クロウかぁ。なんか格好いい名前だね!」 人なつこい笑顔を見せる彼に、さっきまでの警戒心などどこかに消え去ってしまっていた。 「お前の名前は?」 彼はにこっと笑い、答える。 「ラファエル」