昨日の依頼は引っ越しの手伝いだった。
特に問題もなく仕事は終了し、夕方メイに電話を入れて帰路につく。



路肩では、こんな時間から酔っぱらった奴らが喧嘩をしている。
この街では当たり前すぎて誰も止めることがないあの喧嘩は、どうせどちらが倒れるまで終わらないのだろう。


いつからこんな街になったのだろう。
そんな俺にはわからない事を考えながら、いつも通りAirの扉を開けた。