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もう自室に戻ろうとドアの方を向いた時、不思議な物が目に入った。


今まで死角だったドアの陰に置かれたそれは一般的には全く不思議なんかではない。

ただ、この何もない部屋には妙に違和感のある、大きめな兎のぬいぐるみ。



そう古いという程でもないそれは静かに座っていた。








――――その首に、不釣り合いなネックレスをぶら下げて。