翌朝、いつもより早く一階に下りてきた俺にメイは驚いた。



「悪い、昨日の人探し行くからさ。もしかすると一日いないかもしれない」

「えぇ。じゃ、お客様はとらないでおくわね」



メイは笑顔で会話をしながらも手を止める事はなく、数分後には朝食のトーストとスクランブルエッグが運ばれてきた。

いつも見てはいるものの、その手際の良さに改めて感心する。