鳥のさえずりの朝陽の眩しさで、譲は薄っすらと目を開けた。 光を目に慣らすために何度か瞬きしたあと、譲は頭を抑えた。 夜更けの変な時間に起きたためか、気分がすぐれなかった。 頭が痛いし、いつもよりも格段に寝覚めが悪い。 (……顔を洗おう) 突拍子に心に浮かんだことを実行しようと、譲は髪も全て下ろしたまま、しかも寝巻き姿のままで井戸に向かった。