ピピピピピピッ――ガチャッ。



耳元で鳴り響く目覚まし時計を止める。




そして、重たい体をむくっと起き上がらせる。



あたしは部屋着から制服に着替えて、一階に下りる。




最近のあたしはあまり寝坊をしなくなった。


永遠が家に来るから、待たせたくないってゆうのもある。




意識が変わったってゆうか……。



誠二と付き合ってる時もそれなりに上手くいってたと思うけど、やっぱりいろいろな経験をしてあたしの考えが変わったのかな?





もし、そんなことを経験してなかったらきっと今も寝坊常習犯だったと思う。





やっぱり、大切な人との時間は一秒でも無駄にしたくないって思うようになったから。