「本当は分かってたんだ。結愛が俺にとってすげー大切な存在なんだって。でも、また俺のせいで結愛がいなくなったらって……」




永遠は拳を強く握りしめる。


そんなこと思ってたんだ。




「大丈夫。あたしはいなくならないよ。だって、あたしが今ここにいるのは永遠のおかげなんだもん。永遠がいる限り、あたしはずっと一緒にいる」





永遠が支えてくれたから。


永遠のお母さんが守ってくれた永遠。



その永遠に助けてもらったあたし。





「いつか言ってくれたよね?あたしが生きてる意味が分からないって言った時に、生きてる意味は自分で決めるものじゃないって。それでも納得いかないなら、永遠と出会うことがあたしの生きる意味だって」





永遠は頷く。


あたし、本当にその通りなのかもって思ってる。



ううん、きっとそうなんだ。