「永遠!次あれ乗りたい!!」


あたしは永遠を引っ張って行く。



今日は永遠と遊園地に来ている。



テスト頑張ったご褒美と、お母さんとちゃんと向き合ったからって。




永遠にお母さんと話した流れを説明した。


あたしが永遠のことを好きってことは伏せて。




そうしたら、永遠が最初に言った言葉は。







『あー病院で30代後半くらいの女の人がよく見に来てたけど、あれは結愛の母さんだったのか。ってことは、俺らよりちょっと年上くらいのキレイ系な女の人は、姉ちゃんとか?』



だって。




一応言ってくれれば良かったじゃん!


しかもお姉ちゃんも病院来てたの?




あたしはもう驚きすぎてと、何も言ってくれなかった永遠に少し呆れて言葉も出なかった。



あたしにとってはけっこう大事なことなのに。