「おい、見たか?さっきのすげーおっきかったぞ」 「……うん」 あたしは頷きながらも、永遠から目が離せない。 花火を見上げて子供みたいに、はしゃいでる永遠。 このドキドキは何? って、もう気づいてる。 あたしは気付いてしまった。 さっきの花火とともに、あたしの気持ちが花火のようにパッと咲いた。 あたしは、永遠が……。 永遠のことが…… ……――――好き。