すると、永遠は笑顔になった。



あたしの気持ちがさっきよりも軽くなっていく。




これ、全部永遠のおかげだ。


あたしは再び前を向くことができる。





「じゃあ、まず何をすればいいんだ?」



あたしはそこで、紙に2文字書く。




『勉強』




「は?勉強!?」



あたしは恥ずかしくなりながらも頷く。


頭が悪いから、この夏休みは勉強しないと……。



永遠は何かを察してくれたのか、小さく頷いて。





「じゃあ、これからみっちり勉強していくぞ!」




その言葉に、あたしは気合を入れるように力強く拳を握った。