「……み……な……み……」

ん……?

何か声が聞こえる……。

「なみ!!奈未!!」

その声で私は目を開けた。

目を開けるとそこには海斗がいた。

「海…斗……」
「大丈夫か?」

心配そうに私を見つめる。

「うん……」
「部活もう始まってるけど」

あぁー……もうそんな時間か……。

でも……

「ごめん……。今日部活行かない」

今は誰にも会いたくない……。

とくに咲羅と春樹には……。