何時間経っただろうか……。

あぁ……ダルい……。

このまま眠りたい……。

これは夢?それとも現実?

私は何度も自分に問いかけた。

……でも答えはいつも同じ。

現実……。

……咲羅の好きな人って春樹だったんだね……。

もっと早く教えてくれれば良かったのに……。

入学式の間とかにね……。


なんで親友の好きな人を好きになってんだろ……。

「バカみたい……」

そう呟いて私は目を閉じた。