[完]バスケ王子に恋をして。

翌日俺は咲羅にベタベタされて俺らが付き合っているのが学校中に広まった。

「おー！！お前咲羅ちゃんと付き合ってるんだって？」

昼休みやっと解放された俺は屋上で日向とパンを食べていた。

「ああ」

こいつに知られてるなんてな……。

「どっちから？」
「あっちだけど」
「は！？」

驚いた顔で俺を見つめる日向。

「なんだよ」
「だって好きな奴だったら男からするもんだろ」

あー……こいつは俺が咲羅のことが好きだと勘違いしてんだな。