振り返るとそこには咲羅がいた。

「おー…どした?」
「一緒に帰ろーぜ?」

ニコッと笑って俺のほうに走ってきた。

「別にいいけど」
「じゃ、決まりー!!コンビニ行くぞー!!」

俺の手を取って走り出す。

つか……

「俺、チャリなんだけど」
「そんなの関係ねーよ」
「はぁ!?ありえねーから」
「黙れ」
「いいから離せー!!」
「黙れー!!」