[完]バスケ王子に恋をして。

その後も俺は羽切のシュートを阻止して、ゴールにボールを持って行った。

すると羽切も本気になったのか俺からボールを奪ってダンクシュートを決めようとした。

ヤバイ!!!

俺は全力で走り羽切の前に立ちはだかり、羽切からボールだけを取って反対側のゴールから思いっきりボールを投げた。

俺は入るかわからなかったけど、ボールは円を描いてゴールの中に入ってくれた。

「よっしゃ!!」

羽切をチラッと見るとバーに吊り下がったまま悔しそうにこっちを見ている。

俺はその姿を見て最高の笑顔で笑った。