[完]バスケ王子に恋をして。

「ねぇ……あれって咲羅じゃない?」
「本当だ!!でも何で?」
「昔この学校中退したらしいよ」

私は今人込みに出てしまった。

……それに変装なんてほとんどしてない……

「最悪……」

私はその場で崩れ落ちた。

なんでバレるの?

バレたら……デザイン考えれなくなるくらい精神的に病むからやめてよ……

「本当最悪……」

私はその場にうずくまって泣いていると……

ーバサッ

……え?

私は爽やかな香りに包まれた。

前は暗くてわからない。

「なんで海斗くんがいるの?」
「もしかして海斗くんと咲羅って知り合い?」

そんな声があちこちから聞こえる。

……何……?私どうしたの……?

「勘違いすんな……こいつは咲羅のいとこだ……今日は咲羅に頼まれて友達に渡す物を預かってるだけだ……だからネットとかに書くなよ?」

え……?

どうゆうこと……?

「行くぞ」

そういって私は誰かに手を捕まれてそのまま走らされた。

……でも……この手の温もりはキミだよね?


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「ハァハァ……どこまで行くの?」

前も見えなくて怖いし息が上がってきた。

「もういいか……」

そう聞こえたと同時に前が一気に明るくなった。

「私……何してたの?」
「俺の制服掛けたてやったの。バレたら困るだろ?」

やっぱりキミの物だったんだね……

「ありがと……それとここどこ?」
「あぁ……うちの近く?」
「……何で疑問系?」
「だって……若干遠いし……」

戸惑うキミに少し笑ってしまう。

「なんだよ……」
「別に?で、どうしたの?私のこと呼んでたでしょ?」
「あぁ……つか、逃げんなよ」

だって泣いてるとこ見られるの嫌だったんだもん……

「連絡先教えてくれね?」
「……え?」

私は一瞬頭が真っ白になった。