[完]バスケ王子に恋をして。

私が過去のことを話している間春樹はずっと私ことを抱きしめてくれた。

「ごめん……そんなこと知らなくて……」
「ううん……私が言えなかったの……ごめんね?」
「……あれからあいつとは会ってなかったのか?」
「うん……だからさっき来た時はびっくりしたっていうか……なんか怖かったな……まだ私のことそんなふうに思ってるって思うと……「そんなことねーから」

そういって春樹は私を抱きしめる腕を強くした。

「奈未はそんなやつじゃねー……それは一番俺がわかってる……」
「春樹……」
「大丈夫だ……これからは俺が守るから」
「うん……私……春樹にしか体あげてないからね?私……そんなことしないから……私ずっと……春樹のことしか好きじゃなかったし……春樹のことしか頭になかったよ?」

そういうと春樹は私に軽くキスを落とした。

「ありがとな……それと……俺これからも奈未の隣にいたい」

私の目を真っ直ぐ見る春樹。

「こんな俺だけど……マジで……一生懸けて守っていきたい……」
「春樹……」

私はいつの間にか泣いていた。

そんな私の涙を拭いながら春樹は私に微笑む。

「だから……俺は付き合ってることを認めたい……それはNANAに影響を与えても……奈未はどう思う?」

こんなこと言われたら断ること出来ないじゃん……。

「うん……私も認める気だった……それでね……私は記事が出る前に公表したほうがいいんじゃないかって思うの……」
「え……?」
「そのほうが二人の為だと思うの……」
「でもそれは「わかってるよ……私に負担掛かるって言いたいんでしょ?……でもね?私はそれでも春樹の隣にいたいから……きっとファンのみんなもわかってくれるよ」
「そっか……じゃあ、そうするか……」

そして私達はどちらからともなくお互いを求め合った。

これで一緒にいれるんだって思うと私は幸せでしょうがない……。

「春樹……愛してるよ……」
「俺のほうが愛してるし……勘違いすんな……」

私達は二人で愛を確かめ合った。