[完]バスケ王子に恋をして。

______3日後……

ープルルル

私の携帯が音を立てた。

私は手を止めて画面を見る。

“春樹”

久しぶりの電話……

凄い嬉しいけど……今まで考えていたことに答えを出したのだろう……

春樹……なんて言うかな……

そう思いながらも携帯を耳につける。

「もしもし」
<奈未……>

その声はどこか細かった。

「どうしたいか……決めたの?」
<あぁ……奈未はどう思うかと思って……>
「私はもう決めたよ……春樹に何と言われようと変えたくない……」
<そっか……ごめん……俺今咲羅の家にいるんだけどよ……行っていいか?>

咲羅の家……?

どうして……?

「いいよ……」

私はそのことが引っかかりながらも了承した。

<じゃ、今行く>

そういって春樹は私との電話を切った。

「なんだろ……」

今さら咲羅にヤキモチなんてしてるの……?

咲羅は海斗と付き合っているのに……

そんなことを思っているとばかばかしくなってきた。

「はぁ……」

深いため息をついて再びシャーペンを持つと……

ーコンコン

ドアをノックする音がした。

きっと春樹だろう……

そう思って私はドア越しの人を確認しないでドアを開けた。

そして……後悔したのはその後すぐ……。

ちゃんと誰か確認すればよかったんだ……。